勾留延長されるも不起訴勝ち取る

弁護士ブログ

テレビでも報道された事件について。モデルスカウトと称して、女性の写真と動画を撮影し、これと隠し撮りの動画を編集してアダルトサイトに投稿した事件を扱った。リベンジポルノ違反容疑で5名逮捕されたうちの一人を弁護した。

逮捕から21日間、面会は19日を数えた。ほぼ連日の面会で本人を励まし、否認を貫き通した。

途中刑事は、黙秘権の行使に対して悔辱的な言葉を発し、(黙秘権か、おまえは動物か、目耳口はあるんだろう)また勾留延長されたことを、「重い罪だから延長されたんだ、無罪なら勾留されない。反省しろ」などと誤った内容で供述を引き出そうとするなど、警察の取り調べは相変わらずひどかった。「弁護士だって無罪とは思っていない」など、弁護人と被疑者の信頼関係を貶めることも平気で言う。毎日の接見で刑事の調べを分析し、本人へアドバイスをし、励まし続けた。

無事に不起訴を迎え逮捕前の職場にも復帰することができ、ようやく平穏な生活を取り戻すことができた。

勾留延長しないよう求める申し入れ、準抗告など、やりきった結果である。本当によかった。

刑事事件は時間との勝負とも言われている、万が一の時はすぐに弁護士に相談したほうが良いでしょう。

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